鋭角な軒先の納めと、課題
最近の軒先納めの傾向に、「鋭角な軒先」があります。
これは建物ができあがったあと、多くの場合軒先は下(地面側)から見上げる部位です。その際に軒先を尖端化させていると軒先の「唐草の厚み」を無くせ、屋根の先端・軒先をスマートに見せられる効果があり、建物意匠全体が引き締まります。
反面、「鋭角な軒先」のためには内樋の雨仕舞いや、軒先先端部の納めのために鉄骨下地が必要など、構造が大がかりになってしまう課題もあります。