オーダーメイド屋根材一体型 隅棟

CASE 01

デザイン納まり

細部デザインへのこだわり

隅部の「結合線を無くし、スッキリさせたい」

デザイン誕生の背景

従来、異なる屋根面が交わる隅棟部は右の写真のように専用の隅棟キャップを設置し、屋根を結合させていました。
これはシャープで均一な屋根仕上げ、水密性の確保の為です。

今回の案件は、超多角形にした円すい状の屋根部に、
横葺き金属屋根を張り巡らす設計コンセプトを実現させる物でした。

そこでネックになったのが、「隅棟での屋根ラインの断絶」でした。
デザイン上、屋根面が切り替わっても屋根の連続性を残す「意匠」が求められました。

新たな隅棟納めのコンセプト案

いくつかのコンセプト案の中から、従来の屋根材を流用して、「廻し葺き」のような自然な屋根ラインの連続性を実現することになりました。

このコンセプト案ですと、建築家の設計思想を実現しつつ、既成製品との互換性が保てるため、製造も比較的安価で実現できると判断。試作品のモックアップ作成を行う事になりました。

試作品モックアップから、納まり図面

屋根材との意匠の統一にこだわり、隅棟部で屋根がカーブしている見た目を演出。
さらに、工場での事前加工を施して施工現場に納品し、現場での板金加工をほぼ0にしました。

試作品 でのテストを経て、実際に引かれた図面が上記になります。

完工写真

お問い合わせ・資料請求

金属屋根の【開発・製造・施工】を手がけるカナメでは、

自社での屋根材の開発力を活かし、
様々な屋根の納めに柔軟に対応しています。