屋根・外壁 アスベスト対策

屋根・壁にアスベストはどう使われていたか(波スレート・化粧スレート)

コンクリートを板状に固めた建材で、割れに強くするため「つなぎ材料(細かい繊維状の材料)」が練り込まれています。そのつなぎ材料として1995 年まで広く使用されていました。
安価で高性能であることから、つなぎ材料として圧倒的なシェアを占めていました。

1995 年のアスベスト建材の製造禁止後も、在庫品の流通は2004年まで許されてしまっていたため、現在築30 年~ 40年のスレート建材の建物の多くはアスベスト含有製品と推測されています。

屋根・壁の飛散防止の厳格化

アスベストが飛散しやすい「吹き付け」では飛散防止が厳格化されていました。反面、屋根・外壁で多用されているスレート材では飛散性が低いとされ規制は緩やかなままでした。しかし、アスベストの少量でも高い発癌性リスクをふまえ、2020年度よりスレート材でも屋根や外壁の補修・修理での飛散防止厳格化が予定されています。

化粧スレートの高圧洗浄でのアスベスト飛散検証

屋根・壁修理でのアスベスト問題点

最大の問題は、撤去時の割れや切断、穴あけによるアスベストを含んだホコリの飛散防止です。

アスベスト繊維1本1本は0.02マイクロメートルほどで肉眼では認識できません。

施設を数ヶ月にわたり閉鎖できるのであれば、周辺地域および工事関係者への飛散防止ですみますが施設を稼働しながらですと、施設の使用者、高齢者施設などの入居者、役所などの利用者、会社事務所・工場などの従業員の方々など、より広範囲に、高密な飛散防止処理が必要となります。

その費用は、3~5倍に跳ね上がると見込まれます。また、工期も2倍以上に膨らみます。